輪読

覚書〜

コント=スボンヴィル(アンドレ)『精神の自由ということー神なき時代の哲学ー』(紀伊国屋書店、2009年) レヴィ=ストロース『構造人類学』(みすず書房、1972年) エリアス(ノルベルト)『文明化の過程』上・下巻(みすず書房、2004年) イーグルトン(…

読書リスト

【コミュニティ】 広井良典『コミュニティを問い直すーつながり・都市・日本社会の未来』(ちくま新書、2009年) 竹井隆人『社会をつくる自由ー反コミュニティのデモクラシー』(ちくま新書、2009年) ジグムント・バウマン『コミュニティ 安全と自由の戦場…

麻生幾「戦慄 昭和・平成裏面史の光芒」(新潮社、1999年)

宣戦布告、特命で、麻生幾にはまった私。 ブックオフで見つけたので、購入してみた。ゼロや上述とは違い、フィクションのストーリーではなく、昭和・平成の事件を詳細の資料を基に再現したものである。 挙げられていた事例は、三菱銀行「梅川事件」、オウム…

【書評】西田幾多郎『善の研究』(岩波書店、1950年)

最近はなかなか本が進んでいない。 その一つの原因に、「善の研究」がもつ独特の難しさがあると思う。 哲学書であるがゆえに、「思索しつつ書かれた本である」ということが非常に伝わる本であり、 事実、後に西田の見解は変容する。西田の研究が最近諸外国で…

【書評】渡辺靖『アメリカン・センター アメリカの国際文化戦略』(岩波書店、2008年)

今期履修した授業のうちの一つ、「文化政策」。 前期に渡辺先生の授業をとり、彼の授業の進め方や評価の仕方、的確なテストの内容などに惚れ、 今季も履修してみたところ、「文化人類学」という学問への興味を更に注がせる授業となった。 その中でも、特にこ…

【輪読】マックス・ウェーバー「官僚制」(恒星社厚生閣、1987年)

本日、成人式の日、輪読を行った。 ウェーバーの「官僚制」である。 大衆にうんざりしていた最近の僕は、これを読みながら怒りがさらに込み上げてきた(笑)今回は、「官僚制」と「民主主義」の二つの概念を相対させながら、官僚の意義について考察した。 ウ…

【輪読】坂口安吾『堕落論・日本文化私観他−二十二編−』(岩波書店、2008年)

本日、SFCにて輪読を行った。使用図書は、表記のとおり、安吾の『堕落論』『続堕落論』である。 桶谷秀昭『昭和精神史 戦後編』(文春文庫、2003年)も併せ読みとして、考えていたらしいのだが、発表者はあまりこの本にはなじめなかったとのこと。 だが、『…

【輪読】吉田裕『日本人の戦争観』(岩波書店、2005年)

本日、SFCにて輪読を行った。 使用図書はタイトルに記してあるが『日本人の戦争観』である。 日本人の戦争観の変容について時代順に、当時の書物等を参考に考察したものである。 発表担当は僕だったのだが、レジュメ作成前に論点を書き出した紙が実に六枚に…

【輪読(覚書)】順番♪

輪読の順番が決まった! そういえば、若林の研究発表は今日のはず。 どうだったのだろう・・・。?日本人の戦争観 ?堕落論+昭和精神史 ?官僚制 ?丸山+全共闘 ?ダール+トクヴィル ?ナショナリズム ?皇国史観 ?近代の超克シリーズ ?教養主義+テレビ的教養 ?…

【書評】藤原正彦『国家の品格』(新潮社、2005年)

ベストセラーとなった「国家の品格」。 ちょうど去年の今頃、読んだものを、このたび後輩と輪読のテキストとして使うことになり、読み返してみた。事実関係に齟齬があったり、話の展開が力技であったり、やはり数学者であり、政治学者、社会学者ではないな〜…

【良書】内村鑑三『後世への最大遺物』(岩波文庫、1946年)

友人の薦めで購入した本。 なるほど、今だからこそ考えるようなことを、この本にもっと早く出会っていれば、その出会ったときから考えていたであろう。「普通の人間にとって実践可能な陣しえの真の生き方とは何か。我々は後世に何を遺してゆけるのか。」 こ…

【書評】川崎修『現代政治理論』(有斐閣アルマ、2006年)

一週間に一章づつのペースで行ってきた、輪読もようやく終わった。 この本は教科書なだけあり、問題提起をメインにしたものであり、そのような意味では当然であるが、少し物足りなさを感じた。 だが、各章ごとにテーマが違うとはいえ、根底には、リベラルと…

【書評】佐々淳行『日本の警察 「安全神話は終わったか」』(PHP新書、1999年)

国家の治安を守るという非常に明確なミッションを持つ警察組織。 この組織に今後の日本にために、何が必要かを考えるため、この本を読んでみた。まず、戦前と戦後の警察組織のあり方の違いが述べられた。 行政警察と司法警察について述べられていたが、なる…

【書評・まとめ】青木保『異文化理解』(岩波新書、2001年)

「文化」を本当に理解するとはどのようなことであるかについて問いていた本である。 そして、異文化を知るということにより、文化という大きな構造から脱することが可能である。日本は、他文化を広く受け入れる一方、それを日本の文化の中に取り込む。 つま…

新規本購入♪

生協に行った・・・。 本を買ってしまった・・・。 どんどん未読がたまっていく><。 さて、今日購入したものは、教科書を含めて、五冊。福沢諭吉『文明論之概略』(岩波文庫、1995年) 内村鑑三『後世への最大遺物』(岩波文庫、1946年) 綾部恒雄…

デモクラシーの目的

今朝久々に金子先生の話を拝聴した。 社会起業家、ソーシャルイノベーションの第一人者なだけに話は非常に面白かった。 特に彼の持論である「弱さの強さ」の話は前年聞いた以来、ずっと頭に残っている話であり、 今日また聞けたことは有意義だった。<メモ帳…

秋季輪読リスト

食事のつもりが、お酒が入ってしまった・・・・。 やっぱり八田は美味しい♪♪ 西口が宴会のため満席で、東口まで足を運んだ〜!春期の輪読は残すところ後一章! 友達と話し合った結果、今期に読むリストが決定!ジェラルド・カーティス『政治と秋刀魚ー日本と…