下山!!!+α

前回カラ沢に登ってから、あっという間に一カ月弱過ぎた。
期末試験を経て、誕生日会(24歳に!)、飲み会、勉強会、帰省などで忙しくしていた。

まずは、誕生日会を主催してくれた彼女、来てくれた友人たちに感謝する余りである。
年齢と実績とが比例していないのに焦りを覚える昨今であるが、地に足をつけ、地道に目の前にあることに全力を注いでいくつもりである。

次に、KAVの活動について、先日面白い経験をした。
KAVでは今雪上訓練中である。出発は8日に晩であり、横浜でメンバーを見送った。
その晩、メンバーの一人が体調不良で新宿で下車したという一報を受け、急遽、僕が彼のザックを上まであげることに。
とはいえ、その晩はお酒も入っており危険だと判断し、翌日の晩に出発するプランを立てる。
このことを体調不良で下車したメンバーに伝えると、彼の体調は回復気味にあるので、連れて行ってほしいとのこと。
彼のタフさに感服しつつ、快諾。
夜の12時に湘南台で集合して、上高地に向かう。
途中の高速、豪雨のため、前が見えず、僕も含め前後の車も最高速度が70代・・・。
とにかく、あんなに神経をとがらせて走ったのは初めてだった。
そのせいか、睡魔が時々僕を襲い、4時半ごろ八が岳SAで仮眠をとることに決定。
6時過ぎに起床し、向かおうかと思った矢先に、携帯に公衆電話からの着信が。
今のご時世公衆電話から電話掛ける状況はひとつしかない。
山荘からである。
雨による訓練への影響を危惧していた僕は、一抹の不安が過ったが、とりあえず、電話にでた。
案の定OBからであったが、内容は、「帰路につけ」とのこと。
電話であり、詳細は話せなかったが、雨による影響で訓練もままならず、天気が安定するのを待っている状態とのことであり、僕たちがカラ沢についてもあまり多くのことができないからという理由であった。
 正直、納得のできない電話であったが、状況が状況であったので、後輩に伝え、帰路に就くことに。
しかし、何の収穫もせずに、帰るほど可愛い僕たちではない。せっかく途中までは来たのである。
温泉にでも入ろうということになり、八が岳高原でぶらぶらとすることに。
温泉はいっぱいあったが、蓼科湖のそばにある「石遊の湯」につかることに。営業時間までまだ時間があったので、蓼科湖にもより、昔の思い出にしばし浸る。(昔冬に家族でよく蓼科に訪れていた。)
この「石遊の湯」、なんと湯ざめしないのである!
芯まで本当にあったまることができる!
 温泉につかりながら、準備をし、万全ではない体調をおし上高地に行くことを決意したが、登山することが出来なかった無念と、仲間たちの安否について考えていた。
その後、茅野駅のそばでそばを食べ、帰路に。八王子バイパスからはやはり込み気味であったが、無事に到着。

 先ほど、後輩から無事に訓練を終えたとの報告が。
みな疲労困憊しているという。当然であろう。
だが、とりあえず、皆無事で本当によかった。
今回の経験を踏まえ、次につなげるための話し合いを持ちたい。

やっぱり、山はやめられない!