【霞ヶ関特別講演】法務省

23日、東大駒場キャンパスにて第四回霞ヶ関特別講演が開かれた。
今回の講師は、法務省保護局総務課補佐官 滝田祐士氏、テーマは「更生保護制度改革ー安全・安心の国づくり、地域づくりのためにー」である。

保護観察官の仕事内容を紹介しつつ、更生保護の仕組み(担っている機関、民間ボランティア、流れ)とうの説明があった。
また、今年度から施行された更生保護法についての説明があった。
説明によれば、更生保護法とは、更生保護の機能を充実強化し、国民に分かりやすい制度となるよう、更生保護に関する基本的な法律である現行の「犯罪者予防更生法」と「執行猶予者保護観察法」の内容を整理・統合して、新たな一つの法律とするものらしい。

なるほど。再犯防止を目的とすることが明記され、遵守事項についても、反した場合のペナルティー等も明記されている。

ここ数年で、複雑怪奇な事件が起きているための余波であろう。

出所者に対する総合復帰策。
出所者の居場所となる就労先や福祉施設をいかに確保・育成するかが今後益々重要になってくるであろう。
国営の「自立更生促進センター」でさえ、各地で強い反対運動があるらしい。